二宮尊徳と外郎家

観光サイクリングin金次郎/入門

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本日は観光サイクリングツアーを開催。
二宮尊徳の功績を巡るサイクリングツアーです。まずは有職読みで「そんとく」本名「たかのり」通称「きんじろう」の生家へ。

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記念館の展示が充実していますから、軽く予習の説明だけしました。

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オジサンになった尊徳さんは身長180cmと巨体でした。

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記念館のビデオは完璧です。5話を堪能しました。

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貧しかった少年時代の金次郎。和紙はもったいないですから砂相手に習字をしました。

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「おい金次郎、お前なに菜種油を使ってるんだ!勿体ないだろっ!」
と伯父さんに怒られましたので、菜の花を栽培し菜種油を自分で摂るという逞しさ。

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成田山新勝寺で21日間の断食もしました。

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報徳思想にどっぷり浸かった後、捨苗栽培地や油菜栽培地を巡り、

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水の流れに誘われて小田原へ。

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小田原城内にある報徳二宮神社へ。明治27年に創建された二宮尊徳を祀る神社です。

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ランチはきんじろうカフェの呉汁セット。大豆をすりつぶした汁物と地魚をつかった炊き込みご飯。隣接する報徳会館日本料理部の料理長監修ですから間違いない美味しさです。

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ここから少しばかり金次郎像巡り。
最もメジャーな負薪読書。幸田露伴の「二宮尊徳翁」の挿絵がモチーフになってイメージが定着していきます。

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農村を訪ねて検地するオジサンの金次郎さん。

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あめつちのこころ。
天は雨を降らし、土に蓄え植物や農作物の恵みをもたらす。全ては円である。

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1円札にもなった二宮尊徳ですが、成田山新勝寺の断食後に一円融合という思想に至ります。全ては陰と陽。四季の巡りのようにお互い関係し、自然の摂理に逆らわずに生きていきたいものですね〜(願望)。と蝋人形の金次郎さんが語っていたような気がします。

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レアな木彫りの金次郎さん。

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絵画の金次郎さん。

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小田原といえば「ういろう」です。
日本に生まれて育って、小田原の「ういろう」を知らないということは、とても勿体ないことです。

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米粉と黒糖と水を加えて練って、型に入れて蒸籠で蒸したものが室町時代の「ういろう」です。

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和菓子の「ういろう」の他に、薬の「ういろう」というものがございます。
小田原の外郎家の祖先を辿ると元の礼部員外郎という役職についていた公家に行き着きます。元が明に滅ぼされ、朝鮮半島の李氏朝鮮に仕えるのは中国に住んでいた方々には属国でしたから恥になるため、日本まで逃れてきて福岡に始祖の陳延祐は住むことになります。息子の代になり足利義満の招きに応じ京都に馳せ参じ、薬の「ういろう(透頂香/とうちんこう)」と国賓を菓子でもてなした「ういろう」が室町時代に誕生します。その後、北条早雲の招きに応じ小田原で商いを始めて令和までの創業650年という神奈川県最古の企業となるのです。廃棄を一切しないため全て手作りで対面販売という経営理念が、売り上げ至上主義の現代において心に響くものがございます。

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ポンデケージョとシフォンケーキのお店「grit」さんへ。
ポン・デ・ケイジョは、ブラジルのミナス・ジェライス州で生み出されたチーズパン。

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とっても気さくなご主人と。報徳思想を実践しています。
また伺いますね〜!

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ついでにどら焼き工房へ。

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うさぎが月に住んでいる。

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たくさん食べたので消費するためにヒルクライム。斜度がエグ〜イ!

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酒匂川の河川敷へ。

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金次郎が酒匂川の堤防に植えた松。(かもね?)

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故郷の栢山にある金次郎のお墓。

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最後は報徳堀という激渋スポットへ。史跡じゃなかったらただのドブ。

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しかも流れていないときた。マニアック度高くて好みな史跡。

金次郎を巡ったサイクリングツアーでした。ご参加の皆様、本日はありがとうございました。6月、10月、11月、12月の新企画の観光サイクリングツアーは、より一層仕込んで楽しい回にいたします。今後ともよろしくお願いいたします。


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池ヶ谷 誠 について

セブンヒルズアドベンチャー代表。東京近郊でアウトドアツアーを企画運営。MTB・トレイルランニング・シャワークライミングなどマルチにガイディングしています。1973年神奈川生まれ。
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