観光サイクリングin相模原の下見

観光サイクリングin相模原/初級

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観光サイクリングは相模原編。
集合は矢部駅です。JR横浜線の町田駅から橋本駅までの直線区間が約13km続く本州屈指の長さ。JR中央線の東中野駅から立川駅までの約25kmには劣りますけど見事なストレートです。

鹿沼公園のディラボッチ巨人伝説へ。以下、解説板より。
「ディラボッチ巨人伝承地。その昔、ディラボッチが富士山を背負ってこの付近にやってきました。重いので大山に腰をおろして一息入れ歩きだそうとしましたが、富士山が根をはやしたようになり持ち上がりません。その時踏ん張った足跡がこの鹿沼と、横浜線線路をはさんだ向こう側のショウブイケになったと語り継がれてきました」

写真の相模原沈殿池は昭和29年に築造。津久井湖の沼本取水堰から隧道を通り、相模原沈殿池で約7時間かけ微粒物質の沈殿処理を行い、西谷浄水場へ運ばれます。

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相模原公園へ。
相模原市は陸軍施設が多数あり軍都相模原だったのですが、戦争後は米軍施設として接収。相模原公園は座間小銃射撃場跡地が返還され、市民の憩いの場として1979年(昭和54)に開園しました。フランス式庭園が見事です。

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メタセコイア並木も美しい。

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グリーンタワー相模原は1992年に建設。相模原に古くから伝わる伝説の巨人「でいらぼっち」の気分で相模原市を見渡せるようにとの願いを込めて高さが決められました(高さ55m・展望室高さ38m)。

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でいらぼっちの気分で展望を楽しみましょう。

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磯部頭首工。堰を作り河川などから農業用水を用水路へ引き入れるための施設。
磯部頭首工の歴史は古く、江戸時代後期には現在の場所にあったそうで、昭和5年に望月珪治(大正〜昭和初期の海老名村長)が組合長となって、昭和6〜15年にかけて茅ヶ崎市までの約20kmの用水を整備。昭和39~43年にかけて全面改修を施し現在の姿に。

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相模川といえば鮎が名物。昭和42年に建立された供養塔です。

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相模川の河岸段丘の崖の上にあるため展望に恵まれる八景の棚。
丹沢山系の景色が見所です。

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1569年、武田信玄が小田原進攻の戦勝を祝い植えたものと伝わり、次の戦も再び勝てるようにとの願いが込められているそうです。

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昼食は昭和ノスタルジー色強い飄禄玉さんへ。
昭和34年の創業の老舗です。

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川魚料理のお店。6月からは天然あゆが提供されますので、「鮎の塩焼き&麦めし&鯉の味噌汁」がオススメです。

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昼食後はヤツボ巡り。田名のヤツボ。
相模川沿いの河岸段丘には湧水が多く、湧水を石組みで囲ってつぼ状のため池のしたものを「ヤツボ」と呼ぶそうです。

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相模田名民家資料館。
河岸段丘の台地は火山灰(関東ローム層)の影響で稲作には向いておらず、江戸時代以降は養蚕が盛んに行われました。都市化とともに桑園や養蚕農家は急速に減少しましたが、養蚕の歴史を伝える資料館です。

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大島古清水上組のヤツボ。

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大島水場のヤツボ。

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龍蛇神。

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大島中ノ郷のヤツボ。

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アーチ型の橋で統一感のある新旧小倉橋。
旧小倉橋は昭和13年(1938)に竣工。現在、相模川に架かる道路橋のなかで最古です。新小倉橋は平成16年(2004)に16年の歳月をかけ完成。

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地元で人気のパン屋さん「パルムドール」でお買い物タイム。

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姥川沿いの横山丘陵緑地には照手姫伝説。

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最後は地元で人気のパティスリー「セ・ラ・セゾン」でケーキタイム。

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近くの緑道でパクつきましょう。紙皿はこちらでご用意いたしますので、マイフォークをご準備くださいませ。

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厳選した旬のフルーツをふんだんに使ったケーキが特徴です。
以上、相模原編の流れでした。ツアー当日は詳しく解説してまいります。


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池ヶ谷 誠 について

セブンヒルズアドベンチャー代表。東京近郊でアウトドアツアーを企画運営。MTB・トレイルランニング・シャワークライミングなどマルチにガイディングしています。1973年神奈川生まれ。
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