観光サイクリングin大船&鎌倉の集合は湘南深沢駅。
大船駅で湘南モノレールに乗り換えて3駅です。階段を降りて後方に100mほど進むと集合場所の駐車場となります。
簡易トイレぐらいしかないので、大船駅でトイレはお済ませくださいませ。
ツアー開始後15分ぐらいで最初のトイレに立ち寄れます。
まず最初は玉縄城址へ。七曲坂を登ることで急峻な地形がお分かりいただけるかと。
1512年に北条早雲によって三浦氏を攻略するための拠点として築かれた玉縄城。扇谷上杉氏からの援軍を阻み、三浦半島は油壺にあった新井城を攻城戦(篭城戦)にすること3年。三浦義同・義意の新井城を落城します。この玉縄城は1619年の一国一城令による廃城まで戦に敗れることはありませんでした。
大船のシンボルである大船観音へ。
1929年(昭和4)に建立に着手し、1934年(昭和9)に像の輪郭だけが出来上がりますが、当時の社会情勢により工事は中断。戦後に工事を再開し1960年(昭和35)に完成。
特筆すべきは芸術性です。画家の和田三造氏、建築家の坂倉準三氏らに意見を求め、東京芸術大学教授で建築家の吉田五十八氏を中心に、同大学教授で彫刻家の山本豊市氏の設計と指導のもとに修仏工事が進められました。昭和の芸術界の大物が制作したとても価値のあるものなのです。
観音様の内部にも入ることができます。
定泉寺は1532年に開山。喩伽洞が有名で鎌倉時代から江戸時代までノミで彫られ総延長は約570m(拝観は約245m)という規模を誇ります。
ロウソクの灯りを頼りに洞内へ。
拝観の場なのでお静かにお進みくださいませ。靴は歩きやすいスニーカーでお願いします。また洞内は撮影禁止です。
昼食は九つ井本店へ。1968年(昭和43)創業の老舗です。
エントランスからハイセンス!
足元の瓦やタイル、ランプシェードや食器など全てが九つ井の工房(陶郷/すえのさと)で焼かれたオリジナルです。もうそれだけで重要文化財クラスですよ。
またトイレも必ずお立ち寄りください。
お値段高めで量少なめになりますからオーダーは事前にシミュレーションくださいね。お味やしつらえは保証いたします。
午後に力餅・パン・ベーグルを食べることもできますから、昼食は少なめでも大丈夫かと思います。
以下、ご参考までに。冷たい蕎麦。
温かい蕎麦。
季節の蕎麦。
春は、春の山菜そば、鯛そば、筍そば。(全て温かいお蕎麦です)
甘味・水菓子。オススメは揚げまんじゅう。
その他のメニューは下記リンクよりご覧ください。
https://www.kokonotuido.com/dish/table.html
昼食後はヒルクライムをして九つ井山の上ギャラリーへ。
お店で使用する器を作る陶房があったりと、九つ井さんの文化レベルは凄まじい。北鎌倉の古民家を移築しギャラリースペースにしています。
定期的に作家さんによる展覧会が行われ、作品を購入することもできます。
鎌倉紅屋 湘南深沢店へ。大人気のクルミっ子は早い時間に完売になるそうです。あじさい、鎌倉だより、CHOCCOは購入できると思います。
こちらが大人気のクルミっ子。キャラメル、クルミ、バターの生地。間違いない美味しさ!
ブーランジェリー アンサンブルは2018年にオープン。国産とフランス産の小麦を使い分けるなど素材を厳選した良店。
クロワッサンに和三盆を使用したり特徴も出しています。
力餅家は創業300年以上の老舗だそうです。
添加物を一切使用していないのは嬉しいですねぇ!
名物は権五郎力餅。
お餅にあんこ。美味しいに決まってますよね。
2〜4月は草餅になります。10個入り(¥750)からの販売になるので量が多いのがハードルかも。しかも賞味期限は当日中ときた。何人かでシェアできるといいですね。
なみまちベーグルさんは2018年にオープン。築100年を超える古民家を改装したお店。坂ノ下エリアはとにかくお洒落なお店が多いのです。
人気店なので午後にはショーケースが空っぽになってしまうのだとか。
売り切れの時は別のベーグル屋さんに立ち寄るかもしれません。
こちらのベーグルも美味しい!
御霊神社(鎌倉権五郎神社)へ。平安時代後期の創建とみられ、もとは鎌倉氏・梶原氏・村岡氏・長尾氏・大庭氏の5氏の霊を祀った神社とされ、五霊から転じて御霊神社と通称されるようになったとか。江ノ電からすぐ境内になるロケーションも面白い。残念ながら境内は撮影禁止ですが、武士達が力比べをした力石と面掛行列の面が見所です。
創建は736年の長谷寺。日本最大級の木造の仏像である木造十一面観音立像(9.18m)が有名です。鎌倉長谷寺の寺伝によると、736年(天平8)、大和の長谷寺の開基である徳道を藤原房前が招請し、十一面観音像を本尊として開山した。721年(養老5)に徳道は大和国の山中で見つけた楠の大木から二体の十一面観音を造り、その一体が大和長谷寺の観音像となり、もう一体を祈請の上で海に流した。その15年後に三浦半島の長井浦に流れ着いた観音像を鎌倉に安置して開いたのが長谷寺であるとされます。
弘法大師が籠ったといわれる弁天窟。洞窟自体は古いものになりますが、彫られた石仏は1967年に寄進された比較的に新しいもののようです。
木造十一面観音立像がある本堂へ。本堂内は撮影禁止。
併設された観音ミュージアムは鎌倉時代〜室町時代の文化財がズラリと。圧巻です。
最後は梶原御霊神社へ。1190年、梶原景時の創建と伝えられています。神社の西側に梶原景時公の供養塔もあることから、梶原氏の屋敷があった場所なのではと思われます。
という流れの大船&鎌倉サイクリング。当日はさらに詳しくご説明してまいります。