「まさかりかついで金太郎〜♪」
明治時代に作られた童謡でおなじみの金太郎。
平安時代の武将である坂田金時の幼名であります。
金時山の由来は坂田金時から来ているのですね〜。
足柄山は山の総称で、おそらく金時山〜足柄峠〜矢倉岳あたりを指してるんじゃないでしょうかね。多分ですが。え?多分とかいい加減ですって?いいんです。だいたい金太郎の話自体がいい加減ですからね。
「ガキが熊にまたがれる訳ねーだろっ!」
金太郎伝説が定着したのは江戸時代のこと。
浄瑠璃、歌舞伎、浮世絵などを通して怪力童子のイメージが確立しました。
金太郎さんは置いときまして、キックスケーターで足柄峠越えしてきたよー。
足柄駅から足柄峠まではいくつかルートがあるのですが、
沢沿いの林道を滝巡りしながらよっちら登っていくルートをチョイス。
嶽之下宮奥宮の滝でぇ〜す。
頼光対面の滝。
初めて金太郎が源頼光と対面した場所の滝です。
この後、源頼光の家来に加え「頼光の四天王」として活躍するのでした。
この素敵な淵は銚子ヶ淵。
銚子ヶ淵にまつわる伝説がなかなか興味深い。以下、看板から引用。
昔、花嫁が厳粛な祝言(結婚式)の最中に「おなら」をして大笑いになった。年若い初(うぶ)な娘はこれを深く恥じて席にいたたまれず抜け出し銚子を抱いてこの淵に身を投げてしまった・・・と伝えられています。おおっ、なんたる悲劇。
古滝。
ここは道標も看板もなんもなかったので伝説は分かりましぇん。
滝巡りは楽しいのですけど、なかなか前進しない私達。
おまけにダートの林道なものですから、キックスケーターを担ぐ展開に。
でもいいのさ、気分は平安時代にタイムスリップなのだから。
道端にあった水たまり。随分と綺麗なので湧水なのでしょう。
金色に輝くススキもいいよね。
ペースアップでずんずん進んでいた私達ですが、「虎御前石まで500m」という道標を発見してしまい、それが一体なんなのか分からないまま立ち寄ることに。山の500mって結構な距離があるのです。しかも登り基調でございますよ。これだけ苦労するのですから、さぞかし立派な石が待っていることでしょう。楽しみ、楽しみ。
虎御前石らしきものに到着。
・・・・・・・・・・・・・・・微妙〜。
案内板をみてふむふむ。あ〜なるへそ。あの虎女ね、曽我物語なのね。
日本三大仇討ちとして有名な曽我兄弟の仇討ち。源頼朝が行った富士の巻狩りの際に、曽我祐成と曽我時致の兄弟が父親の仇である工藤祐経を討った事件です。曽我祐成を慕う大磯の長者の娘であった虎女(後の虎御前)はひそかに相模の国を発ち足柄峠を越えて富士の見える古道の傍の石に座し兄弟の悲願達成と安否を気づかい夜を明かした。という伝説が残ってる虎御前石でした。しっかしマニア度高い石なので訪れる人は極僅でしょうな。
わ〜いわ〜い!舗装路だ〜〜!!!
めでたく足柄峠に到着したので浮かれて相撲なぞ取ってみた。
足柄城址〜♪
ここからはお待ちかねの下り。
スイスイだよ〜。
こんな感じでスイスイ下りました。基本形のスタンディングスタイル。
濡れてる路面や急坂で効果的なシッティングスタイル。
キックスケーターは制動力がイマイチなので両足の摩擦でブレーキするとどんな坂でも対応可だ。だけどデコボコした路面はお尻が痛く、靴底の摩耗も激しいという荒技。
無事に下山した私達は平坦の道をキックしながら進むのであった。
ゴールの新松田駅近くで信号待ちしていると「モンテローザ(ケーキ)信号右折すぐ」
の看板につられてモンテローザ大井町支店へ。
昭和の洋菓子という感じで、それはそれでナイスなお味でした。
地元の社交場なのかイートインコーナーが満席!平日なのに凄いね。平日だから?
キックスケートを満喫した一日でした〜。きゃは。