観光サイクリングin川島町の下見に行ってきました。
川島町は地名の通り、四方を市野川、荒川、越辺川、入間川に囲まれています。電車が通っていないのでツアーでは東武東上線の若葉駅を起点にサイクリングします。東口から3分ぐらい歩いた駐車場で集合です。
川島町に向かう途中の坂戸市横沼は日本の製紙王と呼ばれた大川平三郎の生誕地。大川平三郎が経営する製紙会社は国内市場の45%を握ったそうです。義父は渋沢栄一。
川島町に上陸。まずはお買い物タイムから。
さかうえしいたけ園で肉厚ジューシーな椎茸をお土産に。
ぷりぷりで美味しい椎茸をサイズ違いで販売しています。
すぐ近くには矢部養鶏場の卵直売所。
パリの3ツ星レストラン「アルページュ」のオーナーシェフであるアラン・パッサールに選ばれた卵が売っています。
リュックを背負って自転車移動なのでケース入りでご購入ください。卵かけご飯は最高ですよ!
古墳に埋葬していた組み合わせ式石棺。
よく観察してみると溝があり石材が組み込めるようになっています。
遠山記念館へ。
日興証券創始者である遠山元一の邸宅と庭園、美術コレクションを見学します。まずは長屋門がお出迎え。
母の安住の住まいとして建てた遠山邸は昭和11年(1936)の竣工。当時の最高技術の大工、左官らに、全国から集めた今日では手に入れることのできない材料をふんだんに用いて建てられました。戦後、母が亡くなられると、日興證券の迎賓館として使われました。
遠山邸は3つの棟を渡り廊下で連結しています。東棟は豪農風、中棟は書院造り、西棟は数寄屋造りとなっています。
庭園も散策でき、隣には美術館も併設されています。
昼食は川島町の名物である「すったて」をいただきます。
「泉の里」さんを予定。2008年に開催されたグルメコンテスト「第4回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦」で川島町商工会からレシピ開発の要請を受けたのが「泉の里」を営む安達光二さんで、第6回コンテストではついに優勝の栄誉に輝きました。
荒川沿いでは「すりたて」を訛って「すったて」と呼んでいたそうです。
うどんか蕎麦がくるまで擂り鉢でつけ汁をセルフで作ります。
麺は蕎麦、
またはうどんを選べます。埼玉と言うとうどんですが、蕎麦の方がつけ汁が絡んで美味しいように個人的には感じました。その日の気分でお選びくださいませ。
近くの金剛寺は天正年間(1573-1592)に比企氏が再興。菩提寺として比企氏4代の墓があります。15代比企則員(1558-1616)、16代比企義久、17代比企重久、18代比企久員を含む歴代の墓があり、この時期にこの付近に比企氏の館があったと推定されています。
JA川島農産物直売所へ。
イチジクが名産です。
水害が多かった川島。家ごとに上げ舟を常備し、小高い塚の上に蔵を建てたそうです。
廣徳寺大御堂。室町時代後期頃(再興)の禅宗建築。茅葺でカッコイイ!
千明だんごは鴻巣本店の他、上尾本町店・黒浜店・桶川店・川島店・菖蒲店・大利根店があるみたい。
ぽつんと営業している川島店。100円とリーズナブル。
ASANOHAさんでジェラートタイム。
川島町産の食材を使用した美味しいジェラート。
東京の恵比寿にもお店を出しているみたい。
金笛しょうゆパークへ。笛木醤油さんは寛永元年(1789)創業の老舗。杉桶仕込みで熟成期間も時間をかける伝統的な製法を守っています。
青山在来大豆を使用したこだわりの醤油など購入できます。とても美味しいので激プッシュです!
坂戸市に戻って五千頭の龍が昇る聖天宮へ。
国内最大級の台湾系道教のお宮。龍をモチーフとした装飾・彫刻が五千頭も!!!
台湾から多くの装飾品や調度品、宮大工を手配。建立に15年を費やし1995年に開宮しました。
台湾のジュースやお菓子が売っている自販機も面白いです。
細部までクオリティが高いお宮。こりゃ必見ですよ〜!
最後は坂戸の銘菓であるカステラの松山楼さんへ。
和三盆を使用したこだわりのカステラ。ケースに陳列しているのが最高です。
グルメ多めな川島町サイクリング。ご興味のある方はレンタルバイクもご用意していますのでお気軽にご参加くださいませ。