観光サイクリングは高麗編。
集合の高麗駅には将軍標。朝鮮半島由来の魔除けです。
663年の白村江の戦い以降の戦禍によって、高句麗から倭国に逃げてきた渡来系移民は、大磯を中心に関東南部に散り散りになり暮らしていましたが、716年に朝廷がこの地に高麗郡を設置。高句麗の王族の血筋である若光(じゃっこう)が初代郡司となり1799人が高麗郡に居住したそうです。
旧新井家住宅。
母屋(右の建物)は江戸時代末から明治時代前半の建築、客殿は明治39年の建築、共に2012年度に綺麗に改修されています。
聖天院(しょうでんいん)は751年創建の真言宗智山派の古刹。天保の時代(1831〜33年ぐらい)に建てられた山門が見事です。
山門には雷神と、
風神。どちらも逞しく優美です。
山門をくぐり右手に行くと高麗王廟。
王廟の守護として置かれた石羊。
高麗王若光の供養のため鎌倉時代に造立した凝灰岩の多層塔。
聖天院の庭園は手入れが行き届き、とても美しい。
本堂右手には雪山。本堂造成時に出現した石灰岩の大塊。
本堂の裏手には在日韓民族慰霊塔。在日韓民族無縁仏の慰霊・供養を願い、尹炳道(ユン・ピョンド)氏が私財を投じ2000年に造成建立。
朝鮮様式の八角亭。
高句麗第19代王の広開土大王の石像。
他にも檀君、太宗武烈王、鄭夢周、王仁博士、申師任堂の石像が配されています。
高麗王若光が主祭神の高麗神社へ。
意外に近代的な外拝殿(げはいでん)。2015年改修と新しい。奥の御本殿は安土・桃山時代の建立と云われています。ちなみにトイレも新しくて綺麗です。
慶長年間(1596~1614年)頃の建築と伝えられ、御祭神(高麗王若光)の末裔である高麗氏の旧住居。
昼食は豚のテーマパーク サイボクへ。
1946年に「埼玉種畜牧場」を開設、1953年に養豚のバイブルと称される「養豚大我」を出版、1975年に日本初の養豚家が直接販売するミートショップを開店など豚肉界のレジェンドなのである。
1992年にできたレストラン。カフェテリアとキッチンもその後次々と完成します。
レストランのメニュー。
ポークステーキをいただきました。
キッチンで購入したものを外で食べるのもオススメです。
こちらはリーズナブルなメニューになっています。
自転車なので飲めませんがビールに合いそうですね。
ツアー当日は予算と混雑具合でレストランorキッチンをお選びください。
ランチ後は加藤牧場Baffiでデザートタイム。
ソフトクリームやジェラートを楽しめます。
弓削多醤油の醤遊王国へ。
厳選された原材料と木桶造りの醤油をお土産にどうぞ。真っ当な醤油は健康にも良いですよ〜。
店舗は日高市、作っているのは坂戸市という弓削多醤油。創業100周年の2023年に木桶職人復活プロジェクトとして新桶を制作、木桶14本を納める百年蔵も2024年に完成。まだ新しい百年蔵の内部も見学できます。
圧巻の木桶たち。
これから仕込むほどに味の深さが増してくることでしょう。
創業が1844年と超老舗な長澤酒造でお買い物。
日本酒の他に神社エールというネタ枠もございます。
武甲鉱業ベルトコンベア(Yルート)。
石灰工場の武甲鉱山から23.4km離れた日高市の太平洋セメントまで地下にある石灰岩輸送用のベルトコンベヤで繋がっています。輸送するのに2時間20分ほどかかるそうです。地中から出てきた高麗川橋梁。
高麗川橋梁から太平洋セメントまでは一直線の道路の地下にベルトコンベアが通っています。
四本木の板石塔婆。でっかい!!!
可愛らしい建物のパティスリー、シャロンさんへ。
実力派シェフが作るケーキをどうぞ〜。
必要な方はフォークなどご持参くださいませ。シュークリームでしたらお手軽だっ!
高麗川は蛇行して流れています。巾着のような形の流れなので巾着田。
最後はCafe日月堂へ。お洒落です。
高麗川を眼下にテラス席でお茶するのも素敵ですね〜!
私たちはお買い物だけ。夕方に立ち寄るので在庫が分かりませんが、残っていたらパンをお土産にどうぞ〜!
という流れの観光サイクリングin高麗。ご都合がつきましたらよろしくお願いいたします。