チームセブンヒルズ企画で栃木県は高原山に登ってきました。日本300名山です。
高原山は山の総称で釈迦ヶ岳、鶏頂山、西平岳、中岳、剣ヶ峰などから形成されます。
東側にある美しい高原の八方ヶ原の学校平という場所からスタート。
登り始めて30分くらいで残雪が出現。
U字形に成長した樹木。凄い生命力だこと。
トウヒの松かさでしょうか?アートな造形美。
林間コースは所々残雪があり盛り上がります。
八海山の山頂は景色良し!
八海山から少し登ったところが矢板市最高峰。
市町村レベルでも最高峰と言われると悪い気はしないもの。
ここから目指す釈迦ヶ岳までは、下ったり登ったり下ったり登ったり・・・
を繰り返しつつ登っていきます。予想以上に手応えアリ。
風向きが分かりますよね〜。
釈迦ヶ岳の山頂に近づくにつれ雪のついた斜度が増し増し。
凍結個所も多くなりチェーンスパイク装着で登っていきました。
残雪のキツ〜イ登りを終えて釈迦ヶ岳山頂に。
やったね〜ん!
ここまで来たら鶏頂山まで足を伸ばそう!
ということで、凍結した急斜面を下降。
山をナメちゃいかん!ということで、軽アイゼン、ピッケル、補助ロープを用意。
ちょっとやそっとの悪路じゃ動揺しませんぜっ。
が、この釈迦ヶ岳から鶏頂山に至る登山道も予想以上に歯ごたえアリ。
急峻なアップダウン上に凍結個所も多いのだから、そりゃ〜ね〜・・・
鶏頂山も見事に登頂。
ここから往路を戻っていきます。
根っこが浮いていて余計に足を上げなきゃで消耗していきます。
雪も本格的に降ってきてアドベンチャー度アップ!
雨じゃなく雪でよかった。とは思うものの結構降ったねぇ。
下山の中間点あたりになる八海山まで戻り、あとは下りばっかりに。
矢板市最高点までの登り返しもなかなかキツかった〜。あれこんなに登るんだ〜って。
雪化粧した岩肌の尾根道を下って学校平へ。
休憩含め約7時間半。かなりハードなトレランとなりました。
松島温泉乙女の湯。泉質が良かったです。
夕方16時以降は800円が600円に。
打ち上げは矢板ICから車で20分ぐらいの場所にある玉龍さんへ。
地元の常連客に愛され、女将さん一人で切り盛りされている小さなお店。
半年前にネットを見ながらここに決めたのですが、何でここにしたかは忘れました。
「おっ、何か面白そうだなぁ〜」とセンサーが働いたんでしょうね。
店内に入ると満席状態。
小さいお店のカウンターに私達含め10人がビッシリ。
奥の部屋にも3人ぐらいいるようだ。しかも地元のオジサンばかりではないか!?
否が応でも期待と不安が交錯する。いや完全アウェーのため不安の方が大きいか?
餃子が1人前(10個)で450円。瓶ビールがキリンとアサヒで600円。
メニューはシンプルでこれだけである。だからメニューすらない。
満席&お持ち帰り用の餃子もオーダーされていて玉龍さんにビッグウェーブが訪れる。
餃子が出て来るまでにしばらく待たされたが、その間お新香をつまみに一杯。
もちろんドライバーの私は飲めないのだが・・・
餃子は5個ずつ2回に分けて提供された。美味い。
具材ぎっしりで皮も手作りという。オフクロの味も楽しめる。
そしてこの後に、このお店のポテンシャルを思い知らされることになる。
餃子と瓶ビールしかないお店なのだが、
お新香から始まって、貝汁、山菜の天ぷら、鶏の唐揚げ、
と次々と超絶美味しい料理が提供されるではないか。
隣に陣取るオジサマ達の差し入れを調理して出してくれる。
山菜採りの仙人みたいなオジサマ(山菜美味過ぎ!)、登山ばかりしているオジサマ、
山の奥の料金所で働いているオジサマ、めちゃ美味い肉を持って来てたオジサマ。
「俺んちに布団が10組はあるなぁ」と私達を見ながら呟いてるオジサマ。
どうやらみんなで遅くまで飲んで雑魚寝に持ち込む算段のようである。
昭和レトロ系のお店は数あれど、これだけ土着的でお客様に恵まれたお店はそうはない。
これだからこの手のお店に行くのは面白いんだよなぁと再認識した夜でした。
これだけ色々いただきながら、お支払いした金額は餃子と瓶ビール代だけ。
「今日はたまたま差し入れがたくさんあったから」と面倒見のよい女将さん。
ファンになっちゃうなぁ。玉龍さん最高です!!!ごちそうさまでした。