奥秩父の名峰、両神山!

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奥秩父の名峰、両神山(りょうかみさん)に登ってきました。登山口の日向大谷口に到着。ここは駐車場が小さいので、だいぶ下に車を止めて舗装路を登ってきました。山に登ると戦国時代を軽くすっ飛ばして、古代史に触れることが多い。だって山頂には祠があったりするじゃないですか。登山口には立派な神社がありますし。そうすると由来となる逸話が残っているのです。両神山は、イザナギ、イザナミの神を祀っていることから両神と呼ぶという説、日本武尊の東征のおりこの山を八日間見ながら通過していったので八日見山と名づけられた説、など諸説あります。日向大谷にある「ふたかみ山荘」は、イザナギ、イザナミの神を祀っていることから「ふたかみ」に拘っておられるのだろう。愛があって素晴らしいです。だって古代史の時代は漢字がありませんから「ふたかみ」のハズなんです。そうなると何故「りょうかみ」に変わってしまったんだろう?という疑問が湧いてきます。ですので私はヤマトタケの「八日見山」の説の方がしっくりきます。ヤマトタケの東征の際に道案内したとされている狼がこのエリアの狛犬だったりしますし、関東地方はヤマトタケに由来する地名、逸話がたくさん残っていますから。例えば大きな宮(氷川神社)を造ったのが大宮の地名の由来なのですが、ヤマトタケが自分の幸御魂であるソサノヲ(スサノオ)を氷川神として祀るために大宮を建てた。とホツマツタヱを読み解くと書かれています。私はホツマ信者なので古事記には懐疑的。あまりにも内容が改竄され矛盾点が多く、そして下品な記述が多いですからね。

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登山開始時間は遅めなのですが、精鋭揃いでしたので一般ルートを外し、天理岳経由の天武将尾根から登ることに。

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楢尾沢峠の付近は紅葉が最高潮でした。

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まずは天武将尾根の中間付近にある天理岳を目指します。岩場多めのヤセ尾根。

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整備されていない登山道なので、鎖やロープは殆どありません。
ダイレクトに大自然に触れ合えます。

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北を見ると二子山の岩峰。

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右側も左側もスパッと切れ落ちています。

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そして急斜面多し。

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この尾根で唯一の鎖場を登ると天理岳。

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両神山は鎖場が多いのですが、そんなに難しくないので鎖に触れないDAYを楽しみました。

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あまり訪れる人がいない天理岳の山頂。貴重なピーク。

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踏み跡明瞭、赤テープ、を頼りにズンズン進んでいたら違う支尾根を降りているじゃあ〜りませんか。天理岳まで登り返し軌道修正。登りの場合は間違いやすいので、天理岳の山頂で地図見て方向確認すること必須ですね。赤テープを辿ると尾ノ内自然ふれあい館に行くようだ。

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天理岳から以東岳を目指します。

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やはり急斜面や岩場多し。

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あとは体力任せに登るだけ。

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八丁尾根に合流し楽勝モード。

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やったぜ両神山に登頂!
山頂に着いたのは14時ちょい過ぎだったのですが、結構な人がいるんですよ。まだ登ってくる人たちもいますし・・・私たちは駆け下りるから問題ないのですが、歩きだと確実に暗くなる時間なんですよね。「大丈夫なのだろうか?」と心配になった山頂でした。

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さぁ日向大谷へのメジャールートを下降。

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狼の狛犬。歯がイイですね〜。

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両神山は4年ぶり。こんな階段が設置されていました。

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あとはタタターっと。

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クネクネ、パククネ。転落するばかりじゃー。(ややブラックでスミマセン)

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秩父は地質が面白い。両神山はチャートで大部分ができています。チャートとは放散虫(プランクトン)の化石で出来ていまして、「鉄よりも硬い!」らしい。

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日向大谷ルートは多少の登り返しはあるものの、傾斜緩めで沢筋に道がついています。

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最後はダッシュで下山。
下山後はふたかみ山荘のご主人(山中龍太郎さん)にご挨拶。行きに天理岳経由を告げたらご心配いただいたので、無事に下山しました報告。少々お話しをし、アカヤシオの花期についてポイント毎に細かく教えていただいた。温かいお人柄のご主人、そのうち宿泊してゆっくりお話しをしたいものです。

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打ち上げは天ぷら。

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そして蕎麦でシメました。
ご参加の皆様、マニアックルートお疲れ様でした〜&ありがとうございました!!!

本日の動画まとめ!
注:動画は1080pでアップロードしています。再生時に画面右下の設定ボタンをクリックして1080pに変更すると高画質で視聴することができます。


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池ヶ谷 誠 について

セブンヒルズアドベンチャー代表。東京近郊でアウトドアツアーを企画運営。MTB・トレイルランニング・シャワークライミングなどマルチにガイディングしています。1973年神奈川生まれ。
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