潮来&佐原の下見その1

観光サイクリングの下見で潮来&佐原に行ってきました。
約1000年前は霞ヶ浦、北浦、印旛沼、手賀沼あたりまで1つの内海になっていていました。河川の土砂流入により中州ができたこと、江戸時代の利根川東遷事業により大きく発展した潮来&佐原。6月はあやめ祭りということで賑わいをみせる季節です。

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2011年に新しくなった駅舎。佐原の町並みをイメージした造りになっています。

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佐原を出発し川を渡ると横利根閘門(こうもん)に到着。
利根川増水時に横利根川を通じて霞ヶ浦沿岸の氾濫を防ぐため、大正10年(1921)に完成した煉瓦造閘門です。最盛期は年間5万隻もの往来があったそうです。国の重要文化財に指定されています。今なお現役で稼働中。

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そして加藤洲へ。まさに水郷という雰囲気です。
サッパ舟などで巡る加藤洲十二橋というのが現在は有名なのですが、昔はこのあたりの移動手段は舟でした。1970年に十二橋駅が開通したのですが、当時の駅周辺は道がなく水路を舟で移動していたというのですから驚きです。十二橋駅の一日平均乗車人員は2006年で55人。まさに秘境駅ですね。もちろん無人駅です。

近年になると観光としてサッパ舟巡りが人気となります。
昭和30年に美空ひばりさん主演の映画「水郷哀話 娘船頭さん」の舞台となり、
人気に一役買ったそうです。昭和の匂いがプンプンしますね。

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加藤洲十二橋の素晴らしさは民家の脇の狭い水路をクルージングすることです。
私達は自転車なので陸地から眺めるだけになりますが、行き来するサッパ舟の光景を楽しみながらサイクリングしましょう。写真撮影とかで忙しそうな区間。

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加藤洲十二橋の後は北利根川を渡って潮来に移動。
前川あやめ園はちょうど見頃になっています。

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潮来は前川十二橋めぐりという観光船で賑わっています。
こちらは川幅が大きく平凡な感は否めませんが、個性的な橋とあやめ園の賑わいが見所。

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アヤメというと厳密には、アヤメ、ハナショウブ、カキツバタに分類されます。
園内にはハナショウブがたくさん咲いていました。
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタの見分け方について。
まずは自生地。アヤメは乾地、カキツバタは水辺&湿地、ハナショウブは湿地。
花の基部。アヤメは黄と紫の網目模様、カキツバタは白い筋、ハナショウブは黄色い筋。

ハナショウブは戦国〜江戸時代に栽培品種化された古典園芸植物。
もとは東北地方のノハナショウブが選抜され改良されていったと考えられています。
大きく分けると4つに分類され、江戸系・伊勢系・肥後系、長井古種(山形)。

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前川十二橋を巡った後は素鵞熊野神社(そがくまの)へ。

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ここでは潮来の大ケヤキと呼ばれる巨木を見ることができます。推定樹齢約700年。

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ランチは「ラーメン純輝潮来本店」を予定。(混雑具合により変更もあり)
茨城県と千葉県に6店舗展開しているラーメン屋さんの本店です。
味噌ラーメンで有名な人気店です。

つづく・・・


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池ヶ谷 誠 について

セブンヒルズアドベンチャー代表。東京近郊でアウトドアツアーを企画運営。MTB・トレイルランニング・シャワークライミングなどマルチにガイディングしています。1973年神奈川生まれ。
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